札幌の文化遺産(札幌景観資産No28)

永井邸(中央区南2条西12丁目)

玄関前の表示板には次の様に記述されています。[建築 昭和6年(1931年)
この建物は、北海道帝国大学(現北海道大学)医学部の永井一夫教授の自邸とて建てられ、ドイツ留学の経験を生かして教授自らが作ったプランだと云われている。大正期には都心に隣接する住宅地として発展してきたこの一帯のかっての街並みを伝える貴重な存在である。創建時の姿をよく維持しており黒塗りの下見板張りと白塗りの窓枠のコントラストが外観を印象づけている]。
永井邸の全景です。周りをビルに囲まれた一角に白と黒とのコントラストが見事に調和しています。

永井邸を様々な角度から捉えてみました。玄関、窓に垂れさがる蔦の濃緑が清涼感を醸し出しています。庭や家周りも綺麗に手入れされて清々しい雰囲気です。
永井邸の前は11丁目通りが南北に走行しています。近くには石山通が走っていますが、石山通りから1丁逸れているだけで全く交通量も少なく静かな通りです。