札幌の文化遺産(札幌景観資産No25)

高城商店

札幌駅北口を東西に走る北8条通りの北7条東4丁目の一角に静かに佇んでいるのが札幌景観資産No25に指定されている高城商店です。


店頭に左図の様な石柱が設置され、札幌景観資産の表示がありそこには次の様に書かれています[三角屋根と下見板張りの外壁は、頑丈な造りでゆがみや傷みが殆ど見受けられず、堂々とした風格のある木造の和風商店建築である。壁に貼られたホーロー製の看板などと一体となって昭和の時代を感じさせ、札幌と石狩をつなぐ元村街道筋として発展してきたこの地域の原風景を今に伝える
建築年 昭和7年(1932年)]。


2階の出窓がモダンです。屋根の白壁の部分に屋号が刻まれていますが、文字通り力強さを感じさせてくれます。


商店の前を走行する北8条通りは、北の幹線として交通量も多く、東に走ると札幌発展の基礎を築いたかつての[札幌麦酒工場][雪印乳業][福山醸造][古谷製菓]等の工場群があり1本南側には[元村街道]もあった、札幌本府開拓時の産業の拠点でもありました。この高城商店・北海湯等もこの様な環境の中で繁栄を続けてきたのです。