札幌の文化遺産(札幌景観資産No21)

城下医院

札幌の中心部から西に進んだ南5条西21丁目界隈は、藻岩の山裾に広がる閑静な住宅街ですがその一角に静かに佇んでいるのが札幌景観資産No21に指定されている城下医院です。生垣と剪定された見事な樹木に囲まれた邸宅の全貌を邸外から望む事は出来ませんが外壁を見る限り和風的な雰囲気が感じられる建造物です。



前庭の生垣側に左図の様な表示柱がありますが、草花の陰に隠れており道路側からは見落としそうな場所に設置されています。ここには次の様に書かれています[昭和5年(1930年)建築。設計者田上義也はアメリカの著名な建築家フランク・ロイド・ライトに師事した建築家。円筒形の外壁と円形の窓の斬新なデザインが印象的で田上義也が追求した十分な彩光・採暖・通風とを考慮した雪国的造形の代表的な建築物である。豊かな緑と調和し落ち着いた佇まいをつくりだしている]。

個人宅なので邸内での撮影は出来ませんので、入り口付近・道路上から様々な角度で写したものです。