札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)

旧庁立図書館(現北海道立文書館別館)

中央区北1条西5丁目の[北海道文書館分館]です。現在の北海道文書館分館は、北海道庁立図書館として1924年摂政の宮行啓記念事業として建設が進められ、2年後の1926年(大正15年)に開館しました。札幌市の中心北1条通に面した南面の正面には、ジヤイアントオーダー(数階の高さに及ぶ柱)や入口の額縁と窓周りなどに大きな特色を持った建物です。この裏側が道路を挟んで道庁構内です。
(註) 2013.12.19日の北海道新聞記事によると今回この建物は砂川市の菓子製造業[北菓楼]に売却され、同社はこの建物の外壁を保存しながら店舗と文化教室、ギャラリーなどの文化施設を併用した建物に改修するということです。


建物の前に[さっぽろふるさと文化百選]の案内ボードがありそこには大凡次の様に記載されています[札幌で最初の本格的な図書館として建てられた建物である。ジャイアントオーダーを建てた古典様式を基調としながら細部に幾何学的な装飾を付けたセッション風のデザインを施し建築史上の過渡的特徴を表している。設計者は後に北大理学部本館などを設敬した萩原惇正を中心とする道庁建築課の技師である。昭和42年(1967年)まで使用されたあと道立美術館(後に道立三岸好太郎美術館)となり、現在は道立文書館別館となつている]。



左図は、道庁赤れんが庁舎正門入り口の表示板です。右図は、館内の案内板で1Fに文書館の閲覧室や展示室があります。北海道文書館は、1985年(昭和60年)7月15日に赤レンガ庁舎内に設置されました。この年が北海道庁開庁100年の年であり、7月15日は赤レンガ庁舎が着工した日に当たります。この文書館展示室には、北海道開拓時代からの史料、展示物が一堂に集められ北海道歴史を知る上でも貴重な場所の一つです。
北海道に縁の深い三岸好大郎の作品を集めた美術館は、当初1967年(昭和42年)旧北海道庁立図書館内に[三岸好太郎記念室]として発足しました。写真の[三岸好太郎美術館]は、北海道知事公館に隣接した場所に建設されています。1983年(昭和58年)建設された美術館は、白亜の外観で雪の北海道にマツチした景観を醸し出しています。