札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)

アンパン道路

地下鉄東豊線の月寒中央駅を地上に出ると、国道36号線が走っています。駅の近くが[アンパン道路]の入り口となっています。入り口の商店の脇に[さっぽろふるさと文化百選]の案内板が設置されています。此処には次の様に書かれています[明治43年(1910年)、旧豊平役場が豊平から月寒に移転したため、平岸の人々は役場の連絡道となる新道の開設を要望した。町は歩兵第25連隊に協力を要請し、翌年地元民も参加して工事が行われ全長2.6キロの道路が僅か4ヶ月で完成した。町は工事中兵士達に間食としてアンパンを提供した。これが今日の名物[月寒アンパン]である。以来この道はアンパン道路と呼ばれ地元民に親しまれている]。

[あんぱん道路]のイラストマップです。


国道36号線の入り口から真っ直ぐに伸びているアンパン道路は、途中で水源地通りと合流してなだらかな勾配が続きます。暫く進むと右手に[月寒公園][月寒神社]があります。更に進むと平岸街道に出ることが出来ます。

アンパン道路の入り口(月寒側)

月寒から平岸街道へ向かうあんぱん道路
この道路の脇に[アンパン道路碑]があります。昭和62年12月に建立されたもので、[明治44年歩兵第25連隊兵士の労力提供と地元民の奉仕により完成]と刻まれています。