松田与一(まつだ よいち) 大地に立つ

大地に立つ
この彫像は、JR札幌駅南口近くに建つ北農会館ロビーに設置されています。制作者の松田与一さんは農民彫刻家として有名ですが、北海道の上川支庁の東川町にある[彫刻の館]には、松田作品の数々が展示されています。
北農会館ロビー
旧満州(中国東北部)に出征した松田さんは終戦後、シベリアに抑留され苦しい労働に従事する中で木彫を始めた。1948年に故郷の東川町に復員後、小学校の時から見ていたという、納屋で彫刻をしていた叔父の姿を思い、若くして亡くなった叔父が残した道具を引き継いだ。以来、稲作をしながら、夜間や農閑期に、のみを振るった。農業をやりながら、木彫や粘土彫刻、はては石彫まで、独学で作り上げた作品は、どれも力強く温かい。<東川町のホームページから抜粋して引用>