この碑は、厚別区山本地区の[山本稲荷神社]の境内に建立されています。山本地区の開墾は、明治42年小樽の山本久右衛門が私財を投じて農場を開いたことに始まります。一面泥炭地で造田に大変苦労したため、排水溝の造成に尽くしこれが発展し、今の山本川になりました。この碑文には大凡次のように記載されています[北海道国有未開地処分法に基ずき明治41年(1908)に山本地区に開墾許可を得てからここに満百年を迎えた。昭和33年(1958)開基50年を記念した[謝恩之碑]の建立から50年、この地も稲作水田地帯から宅地開発や本市の環状グリーンベルト構想用地への転換など、今や大都市札幌の一地域として著しく開発が進展し大きく変貌した。開基百年を機に改めて先人たちの労苦を想起し深甚なる敬意と感謝の意を表するとともに不屈の開拓魂を受け継ぎ将来に向けて益々の飛躍を期しここに地域住民の総意と協賛によって記念碑を建立する 平成20年9月吉日]。