この碑は、国道12号線の道路沿いの白石小学校校庭に建立されています。この校庭に佐藤孝郷の顕彰碑が建立されているのは、この学校の前身が[善俗堂]で創設者が佐藤孝郷だからです。佐藤は入植後も子弟の教育には熱心に取り組み、この学校の近くにあった自宅(現在の本通三丁目南)の隣に学問所を開き、貧しい児童には教科書や文房具を貸与していました。この学問所は、村の会議所としても使われていました。当初生徒は18人でしたが3年後には31人となりました。このため校舎が手狭になつたため、新たに校舎を建て[村学舎]と呼んでいました(現在の本通二条三丁目の建設会社敷地)。現在の白石小学校は、1881年(明治14年)公立白石学校となりそれが現在に至っています。