阿部仁太郎翁像

この碑は、豊平神社の境内に建立されていますが、碑文字は殆ど判読出来ない歴史を感じさせる碑です。この碑は、地域の功労者である阿部仁太郎が明治31年藍綬褒章を授与されたのを記念して翌明治32年建立したものです。翁は嘉永6年(1853年)現在の北斗市に生まれ、1871年(明治4年)札幌に移住し炭焼きの仕事に従事しています。翌5年には現在の豊平神社の近くに住まいその一隅に小祠を建立しましたがこれが現豊平神社の前身です。また、翁は明治14年経王寺の境内に私塾を開きましたがこれが現豊平小学校の前身です。更に明治26年には連合用水のトップとして豊平の開拓に尽くしました。このように翁は連合用水の開削、豊平小学校設立、郵便局開設など村総代の重責を担うなど大きな貢献を果たしています。