札幌神社[サッポロビール園・フアクトリー]

札幌神社[サッポロビール園]

サッポロビール園札幌神社
[札幌神社]と言えば、現在の北海道神宮の当初の名称でしたが、今回紹介する[札幌神社]は、お馴染みのサッポロビールの施設内に建てられている神社です。札幌の観光スポツトとしても定着し、観光客で賑あう[サッポロビール園]の入り口を入ると右手にこの神社があります。
鳥居と拝殿
綺麗に区画された神社の敷地には玉砂利が敷かれ、コンパクトな社殿ですが何か凛とした雰囲気が漂う空間です。ビール博物館、ビール園など多くの来訪者でごつたがえすのを静かに見守っている様です。
由来書
鳥居前には[札幌神社の由来]が記されたボードが設置されています。それによると昭和41年5月に北海道神宮の御分霊をお祀りして建てられたもので、毎年5月24日が祭日になっているようです。
ビール園の建物
蔦で覆われた赤レンガの建物と煙突は、かっての工場の面影を今に留めています。この赤レンガは、1890年に精糖工場として建設され、その後精麦工場となり1966年サツポロビール園が誕生しました。北海道の歴史を感じさせてくれる歴史の語り部でもあります。

札幌神社[サツポロフアクトリー]

フアクトリーの札幌神社
かってビール工場があった札幌市中央区北2条-北3条の東4丁目一帯は、現在サツポロファクトリーに変わっていますが札幌の観光スポツトとしても大きな脚光を浴びています。1993年(平成5年)開業した大型商業施設としてショツピング、アミューズメント、レストラン、ホテルなどが集約されています。この中の一つで高さが9メールもあるガラスドームの[アトリューム館]の真後ろに[札幌神社]があります。この神社の東側が歴史的建造物にも指定されている[永山武四郎邸]で、邸の回りは公園になつており札幌神社は静かな公園の一隅に佇んでいる趣です。
鳥居と拝殿
この神社は、1912年(明治45年)6月7日北海道総鎮守札幌神社(現在の北海道神宮)から大国魂命、大己貴命、少彦名命の三神を勧請して、当時の大日本麦酒株式会社札幌工場に[構内札幌神社]の称号で造営されたものです。爾来、麦酒工場の守護神として祀られてきましたが、現在は、サッポロファクトリーの守護神として祀られています。例祭は、麦酒工場開業の9月23日に執り行われています。
歴史的建造物
写真は北2条通から見たレンガ館です。ここは、明治時代の面影を留めるかつての工場跡地で、[札幌開拓使麦酒醸造所]などの古い建物が残されています。