真駒内神社[南区曙町1丁目]

本殿
真駒内は、エドウィン・ダンの放牛場が原点となって発展した街です。札幌-支笏湖線の真駒内の入り口に[真駒内第一公園]がありますが、ここは、かつての放牛場の跡地でここに[真駒内神社]があります。この神社は、1898年(明治32年)に馬魂を祀つたことから始まっていますが、1934年(昭和9年)当時の種畜馬長が伊勢神宮から天照大神の分神を受けて神社を創始しました。その後、京都の天満宮から勧学の神である神天満宮の分霊を合祀しています。祭神は、天照大神、倉稲魂神、菅原道真です。
真駒内開基飛躍年記念碑

公園の中に設置されている真駒内開基100年の記念碑です。昭和51年に真駒内も開基100年を迎えこの記念碑が設置されました。この石は日高地方の銘石ですが、開拓の祖でであるエドウイン・ダンが当時日高地方の馬の牧場を任せられており、馬で真駒内と日高を往復していたことに因んで日高の銘石が選ばれたと言われています。
放牛場跡地の碑

現在の真駒内は明治9年エドウィン・ダンがこの地帯約三千ヘクタールを放牛場として建設したことに始まります。この跡地の碑が、[真駒内第一公園]にありますがここには真駒内神社の社殿と並んで明治天皇行幸記念碑など往事の真駒内に縁の深い碑が建立されています。公園のすぐ側には札幌-支笏湖線の幹線道路が走っており、向かい側にはアイスアリーナのある真駒内公園もあります。現在の発展を遂げた真駒内の町並みからは想像できませんが、これらの碑を眺めながら広大な種畜場を思い起こすのも楽しいものです。
行幸記念碑

この碑は明治14年明治天皇が行幸されたのを記念して建立されたものです。以前は別の場所にあつたものを昭和36年現在地に移したものだそうです。明治天皇は真駒内を視察された折、放羊場(現在の曙公園)にもお立ち寄りになった案内ボードが曙公園の入り口設置されています。
獣魂碑
この公園には[獣魂碑]があります。1946年(昭和21年)アメリカ軍の駐留により種畜場の家畜を道内の核種畜場に分散した際に食料不足で多くの動物が餓死しました。これらの動物達の霊を祀るったもので昭和22年に建立されたものです。