再開発が進む札幌都心エリア

近代都市として大きく発展した札幌市は、2013年(平成25年)12月1日現在人口は、1.937.769人、世帯数は、923.524世帯で、行政組織としては、中央区、東区、西区、南区、北区、厚別区、白石区、豊平区、清田区、手稲区の10区制となっています。1972年(昭和47年)の冬季オリンピック札幌大会を契機として、インフラの整備が急速に進み、地下鉄の開通により市郊外の開発が進み、人口の増大に合わせてこれら地区における大型店などの進出も相次ぎ商圏も大きな変貌を遂げています。一方、都心部においても札幌駅南・北口の再開発が引き金となって都心エリアの再開発が進められ街の景観も大きく変わりつつあります。一方大通地区においても平成26年度以降デパートの改築や大型ビルの新築などが計画され大きな変化が見られそうです。

札幌駅南口・北口の再開発

2003年13月に開業した[JRタワー]は、ホテル、
下図左は[札幌ステラブレス正面、札幌駅南口]、右図は[札幌大丸デパート]



下図左は[南口広場]、右図は[広場に建立されている本郷新の彫像(牧歌の像)]



下図は、札幌駅北口です。北口広場も整備され、市内北方面に通ずる路線バスや観光バスのターミナルとして賑わいを見せています。北口の側には、公共施設、高層マンションも建設され街並みも大きく変りました。





左図は、札幌で最も高いビル[JRタワー]です。173メートルのこのタワーにはホテル、展望台もありますが、特に160メートルの展望台からの夜景はすばらしく、新しい観光スポツトとしても脚光を浴びています。右図は[バスターミナル]です。市内の北・東方面の路線が運行しています。

駅前地下歩道空間の開通

地下鉄の開通により大通からすすきの迄は地下歩道で繋がっていたものの、札幌駅前までの延伸は長い間の懸案でした。2011年3月14日待望の札幌駅から大通に繋がる地下歩道が開通し、ホテル・ビルからの連結なども進み、地上と地下が一帯となった再開発が引き続き進められています。


札幌駅前通リニューアル

札幌駅前地下歩道の完成に合わせて地上部の姿も一変しました。 大型ビルが竣工する一方長い歴史を誇っていたかっての五番館(札幌西武)デパートも姿を消しました。駅前通りから道庁正門に通ずる通りもリニューアルしました。駅前通りには地下に通ずる通路も整備され、地上と地下の相乗効果を生み出しています。




創成川公園オープン

札幌のシンボルでもある創成川の大改修工事が進められていましたが、2011.3月には改修工事も終わり、創成川(南4条-北1条間)に新たに水辺公園として[創成川公園]が誕生しました。南3条橋から川の両河畔には遊歩道も設けられ、川面を散策する石畳も敷設されています。また、狸小路と二条市場にまたがる創成川には[狸二条広場]が造成され、四季折々のイベントが繰り広げられています。路線バスの運行も開始され市民の憩いの場としても、また、観光スポットとしても脚光を浴びています。

(左図)大通公園から東進した創成川に架かる西野康造さんの作品[スノーリング]札幌の東西南北を結ぶ座標軸の原点を示すシンボルを表現。(右図)北1条橋河畔に設置されている詩碑。














左図)遊歩道。(右図)川面に敷設されている石畳。



(左図)狸二条広場。(右)広場東側に隣接する二条市場。