四季を彩る札幌のまつり

YOSAKOIソーランまつり

祭りの幟
[YOSAKOIソーラン祭り]は、札幌の初夏を彩る風物詩として定着し、年々規模、内容も拡充しつつありますが、この祭りの始まりは、北海道に[ソーラン節]と[高知のよさこい祭り]を織り交ぜた新しい祭りを開発したいという一人の大学生の熱い思いで計画が進められ、これに賛同した学生達が中心になって1992年(平成4年)6月、10チーム1,000人の参加者、20万人の観衆に見守られて第一回のYOSAKOIソーラン祭りが開催されました。回を重ねる毎に躍動感に溢れた踊りと、北の大地に相応しいまつりのイメージが北海道内各地域、道外府県、更には外国のチームが参加する一大観光イベントに発展し、雪まつりと並ぶ札幌の二大観光イベントとして飛躍的な拡大を遂げています。祭りも回を重ねて本年度(平成26年)は23回を数える事となりました。この期間札幌の街はYOSAKOi一色に塗りつぶされるのです。
ステージでの演技
まつりは、札幌全市にわたって繰り広げられますが、メイン会場となるのは大通に設えられたステージと大通公園を挟んだ南北のストリートと南1条を中心としたメインストリートです。この特設ステージでは最終日に[YOSAKOIソーラン大賞]を決定する演技なども繰り広げられます。毎年この大賞を目指して、参加チームは日頃から涙ぐましい練習が続けられるのです。
踊りのパレード
大通公園南北のストリートは、期間中交通も遮断されバレード会場となります。数年前からは公園サイドに有料の見物桟敷も設けられる様になりました。ビルの谷間に木霊する勇壮な音楽に合わせて乱舞する踊り手達の熱演に観衆も感動を共有しているようです。
[YOSAKOI ソーランまつり公式ホームページ]←CLICK
 

第22回大会(2013年)は、道内外・国外からの参加チーム271チームで参加者は27.000人、市内21ケ所に設定された会場につめかけた観客数は206万3千人に達し、経済効果の面でも大きな貢献を果たしています。現在の札幌では、雪まつり、プロ野球(日本ハム)と並んでYOSAKOIが三大イベントとして定着しているようです。
大通メインストリートでの演技が終わると今度は地下鉄に乗り換えて次の会場に向かいます。地下鉄駅に向かう参加者で大混雑です。一方、祭りをこれほどに盛り上げた大きな原動力となつたのはテレビ・ラジオのメデイアです。各放送会社も総力を挙げてパレードの生中継を始め番組制作に力を入れ、メデイアの競争も熾烈を極めています。
まつりの先導車 沿道の観衆 パレード参加前 会場間の移動
メイン会場のテレビ中継 移動カメラ まつり会場のテレビ局ブース 会場でのCM撮影