豊  水  通

[すすきの]、[豊水地区]を南に進むと中島公園です。地下鉄南北線[中島公園]駅から地上に出ると、すぐ前が[菊水旭山公園通(写真下左図)]です。この道路を西進すると最終地点は[旭山記念公園]です。(下右図)

地下鉄中島公園駅出口菊水旭山公園通

すすきの方面から南に延びる[すすきの本通]は、[菊水旭山公園通]と交差する地点で終わります。下左図は、すすきの方面を俯瞰したものです。この[菊水旭山公園通]をまたんで直進すると中島公園です。(下右図)。

すすきの本通中島公園入り口

札幌パークホテル札幌を代表するシティホテル[札幌パークホテル]です。このホテルは、1964年(昭和39年)、[ホテル三愛]の名前でオープンしましたが、1966年には[札幌パークホテル]と改称し現在に至っています。写真の左手に見えるのは[ホテル ライフオート]です。
春爛漫のパークホテル外周春には、ホテル外周の桜並木が美しいです。









[すすきの本通]から1本東側を走るのが[豊水通]です。この[豊水通]と[菊水旭山公園通]が交差して、そのあと[豊水通]は、ホテルの外周を回って地下鉄[幌平橋駅]方面に進みます。進行方向に向かって右側は[中島公園]ですが左側は、ホテル、マンションが立ち並び、中でも高層マンションが目を惹きます。

豊水通豊水通 公園外周聳え立つ高層マンション




公園ボート乗り場ホテル沿いに幌平橋駅に向かって少し進むと、公園内のボート乗り場があります。シーズ中は多くのボートで楽しむ姿が見られますが、シーズンオフには、池の静寂感だけが感じられる寂しい風景です。
公園ボート池


木下成太郎先生像
[木下成太郎先生]像
中島公園の池の畔に建立されているこの像は、木下成太郎先生像です。台座が幅8メートルもあり、その上に座像がある豪華な像です。木下成太郎は、慶応元年に現在の兵庫県豊岡に生まれました。その後北海道に移り政界に進出して大正9年には衆議院議員として北海道の拓殖政策の遂行に尽力されています。昭和17年6月にこの碑の除幕式が執り行われました。

[地下鉄幌平橋駅]の近くにある[北海道立文学館(下左図)]と、[伊夜日子神社(下右図)]です。この神社は、新潟県にある弥彦神社の天之香具山命をお祀りしていますが、新潟から札幌に移住した人たちが明治の末に中島公園に小さなお宮を建てたのが始まりです。大正9年には60坪の社殿が造営され、昭和60年に現在の社殿が竣工されています。昭和45年には、太宰府天満宮から学問の神様である菅原道真公の御分霊を拝戴してからは[札幌の天神さま]の愛称で呼ばれています。

北海道立文学館伊夜日子神社

地下鉄幌平橋駅地下鉄南北線幌平橋駅の出入り口です。中島公園には二つの地下鉄駅がありますが、この駅は中島公園の南端でここから豊水通は右折して山鼻地区へと向かいます。ここから中島公園内を通って行啓通や、市電の停留所に出ることが出来ます。また、豊水通を左折すると豊平川に架かる幌平橋です(写真下左図)。この橋を渡ると中の島地区で、地下鉄は、この川のトンネルを抜けると[中の島駅]です。幌平橋の手前、豊水通と豊平川の間に[ホロヒラタイ]と
呼ばれる河川敷があります。かっての豊平川治水事務所のあった場所です。数年前からここに[自然の森]を再生しようと市民団体が積極的な活動を展開しています。(写真下右図)

幌平橋ホロヒラタイ