川下公園
白石区川下2651-3
この公園は、1999年(平成11年)7月にオープンした総合公園です。公園の面積は194,560㎡あり 園内の世界のライラック200種、1700本を植えた「ライラックの森」は札幌でも1-2を争うライラックの公園として良く知られています。その他にも水遊びのできる170mの「カナール(水路)」と「壁泉」やバーベキューのできる「ピクニック広場」[室内公園を備えた全天候型施設]などが完備されています。[川下]と言う地名は、厚別川の川下にあることから名付けられたもので公園の近くには厚別川が流れ公園の周辺を走る幹線上には[川北]と言うエリアもあります。
この公園の出入り口は、公園の周辺を走行している道路上に8ケ所設けられています。
写真(左)は、地下鉄白石駅からのバス路線です道路名は定かではありませんがJR線の白石踏み切りに[川下通]と言う標識があることから[川下通]と呼ばれているのだと思います。写真の左サイド一面が公園で道路の右サイドに川下八幡宮があり社殿の前が停留所です。写真の中に乗用車が見えますが車の後ろが十字路になっていて左折すると[川北]地区へ、(写真下左)右折すると[厚別橋]を渡って[山本]地区(写真下右)に通じます。
道路から見た八幡宮の正面です。鳥居と拝殿のみの境内です。
川下地区は、東西約1キロ、南北約2.6キロで面積は260ヘクタールの集落です。
川下の開拓は、明治17年(1884)藤森弥曾吉が入植し、その後明治23年(1890)年現在の長野県諏訪地方の19戸が入植して開拓を始めました。
川下開基百年記念事業実行委員会が昭和59年に発行した[川下百年誌]の記録によると、明治23年(1890)諏訪地方からの入植者により祠が創建され[下厚別神社]と称せられ祭神は[品陀別命]ですが、現在の社殿改築などの経緯、社名の改称などはわかりません。
この八幡宮の前一帯が公園ですが、此処には出入り口がなく上左の写真を少し進んだところに出入り口があります。
入り口を入ると舗装道路が続き道路の左サイドは[パークゴルフ場]です。この道路を進むと[ライラックの森]
です。
[ライラッの森]
(以下の説明文は[札幌市公園緑化協会]のホームページから引用しました)。
ライラックの森は、札幌市の委託を受けて当財団が1991年10月に策定した「川下公園ライラックの森基本構想」に基づいて造成されました。ライラックは、当時、アメリカ・カナダ・ヨーロッパでは主要花木の一つでしたが、日本では品種の導入が遅れまとまった品種のコレクションはありませんでした。そこで、ライラックを市木とする札幌市は、札幌の冷涼な気候に適したライラックのすばらしさを広く市民や多くの人に楽しんでもらう場所としてライラック園の造成を行いました。川下公園のライラックの収集は、札幌の気候に適した品種の選定を行い、その多くはカナダのロイヤル・ボタニカル・ガーデンズから枝の供給を受け、接ぎ木によって増殖したもので、このほかにアメリカ、中国、ドイツ等からも収集しています。早咲きは5月中旬から咲き始め、遅咲きが終花する7月上旬までの約1ヶ月半の間におおよそ200種類のライラックの花が次々に咲き、公園中にリラの香りを漂わせます。それぞれのライラックに名盤を立てており、品種名や作出者、国等が一目で分かります。
[展望台]から見たライラックの森です。
野球場とその前を流れる[カナール]の様子です。
[遊具広場]です。