西岡公園
豊平区西岡487-2
西岡公園は、豊平区西岡487-2にありアクセスとしては路線バスで地下鉄南北線「澄川駅」から中央バス西岡環状線[澄73]乗車,「西岡水源池」下車,徒歩1分かまたは地下鉄東豊線「月寒中央駅」から中央バス西岡月寒線[月82]乗車,「西岡4条14丁目」下車,徒歩15分のいずれかです。この公園はかって旧陸軍の水道施設として、月寒川を堰き止めて造られたものです。明治41年(1908年) 旧陸軍第7師団歩兵第25連隊の軍用水道として工事が始められ翌明治42年9月には水道工事が完成し運用を開始しました。戦後は旧豊平町が月寒水道として管理していましたが昭和36年(1961年)豊平町が札幌市と合併したため所管が札幌市に移管しました。その後昭和46年(1971年)に札幌市南区に白川浄水場が完成したため、西岡浄水場(月寒水道)は不要となったため昭和52年(1977年)に都市公園として整備されたのが現在の西岡公園です。この公園は月寒川源流の湿原と森を保全するための公園です。
この公園の面積は7.35ヘクタール、有効水深平均 3.9 メートルです。下図は園内の案内図ですが、中央の水源池を雑木林が取り囲み この中に遊歩道も整備されています。この森は野鳥やトンボの種類も多く、道内でも有数の生息地で多くのバードウオッチャーが訪れる公園でもあります。また、湿原には、ミズバショウなどの湿生植物やトンボ、ヘイケボタルなどの姿も見られます。
水源地と取水塔
この案内板には次のように記載されています。 [この取水塔 は明治の末期に旧陸軍の軍用水道施設として作られたものです。この旧月寒水道は1945年(昭和20年)から豊平町の水道として使用されて来ましたが、1961年(昭和36年)からは札幌市の水道として使用されました。 平成13年8月28日、文化財保護法による歴史的資料として認められ、国の登録有形文化財として登録されています]。
水源地周辺の散策路