デジタル放送時代の放送広告


北海道のテレビ局もNHKを含めて6局がすべて手稲山から電波を発射しています。民放テレビ発足時には唯1局北海道放送のアンテナが建っていましたが、現在の手稲山頂はテレビアンテナが林立しています。



北海道地区でも地上波デジタル放送開始(2006年6月1日)


06年6月1日、北海道地区にも待望の地上波デジタル放送がスタートしました。いよいよ本格的なデジタル時代の到来です。放送開始に向けて進められてきたNHK・民放のPRに加えて新聞紙面もこれを大きく伝えています。デジタル化によつて視聴者にもたらされるメリツトを充分に活用して豊かなデジタル時代を送りたいものです。デジタル化によって送り手のテレビ局の番組編成にも変化が生まれてくるでしょう。テレビのコマーシャルのあり方にも大きな変化が見られると思います。

デジタル放送のサービスエリア(註)放送開始当初のエリア

今回北海道地区でスタートしたデジタル放送は、全局が手稲山のアンテナから電波を発射し、道央圏を中心に約110万世帯が視聴可能です。これは全道エリアの46%に相当します。道央圏以外の地域については2007年以降の開始が予定されています。北海道という広域エリアには約238万世帯があり、全道くまなくサービスを開始するためには送信所160ケ所に及ぶ莫大な設備予算が必要でテレビ各局の苦悩は計り知れないものがあります。

見るテレビから使うテレビへ

デジタル化によってこれまでの見るテレビから使うテレビに機能が拡大します。某テレビ局のデジタル放送画面ですが、各局の放送もおしなべて[データー放送]か最大の特徴となつています。デジタル放送の魅力は[ハイビジヨンの高画質]と[データー放送]です。



アナログロからデジタルへの移行

デジタル放送が始まりまだ北海道では全道にサービスが行われていないのに早くも[2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し、地上デジタル放送に完全に移行します]というチラシがあちこちにおかれ、テレビのコマーシャルでも流されています。国の方針とはいえ、視聴者の立場から言えば、移行前に受像器の買い換えなど経済的な負担も大きい深刻な問題です。低廉な価額になるような行政指導などに積極的に取り組んで貰いたいものです。