札幌の文化資産(さっぽろ・ふるさと文化百選)
旧北星女学校宣教師館(現 北星学園創立百周年記念館)
この建物は、北星女子中学・高校の校舎に囲まれた中庭に建つ[北星学園創立百周年記念館]ですが、かつては婦人宣教師の住居でした。平成元年に創立百年を記念して移転改修が行われ、外側の色も昔の姿に復元されています。1992年(平成4年)4月には記念館としてオープンしました。
この由緒ある建物は、さっぽろふるさと文化百選にも選定されていますが、1998年には國の[登録有形文化財]にも指定されました。
記念館の正面入り口です。
この記念館の内部見学は毎週月・水・金曜日の12.00-17.00迄です。
写真下上図は、記念館の南面(正面に向かって左側)、下下図は記念館の北側(正面に向かって右側)から見たものです。
内部は1階と2階から成っていますが、1階には学園の創立者サラ・クララ・スミス女史がアメリカから取り寄せたというオルガンや当時の家具調度品が展示されています。2階は学園の歴史に関する記念展示室になつています。
創立者のサラ・クララ・スミスは、1880年東京新栄女学校の教師として招聘されましたが、開拓初期の北海道に渡り女子教育に尽力されました。
北星女学校のルーツは、1887年1月15日、北海道庁近くの官舎を改造した私塾に始まります。この私塾は1989年には[スミス女学校]として正式に許可がおりスタートしました。所蔵 北星学園。
その後1894年に北4条西1丁目に移転し校名も[北星女学校]となりました。[北星]は、新渡戸稲造が命名したと言われています。現在地の南4条西17丁目に新校舎が落成し移転したのは1929年です。
所蔵 北星学園
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