札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)


北大遺跡保存庭園




北大キャンパスの北端にある[遺跡保存庭園]は、さっぽろふるさと文化百選に選定されていますが、北区の歴史と文化八十八選にも選定されています。左図は北大が配布しているガイドマップです。中央の赤線で囲った部分が[遺跡保存庭園]です。



入り口に設置されている案内板には大略次のように記載されています。[北大構内にはサクシュコトニ川を中心としてその両側に古代の堅穴式住居跡が多数残されています。この自然林の中には堅穴住居のくぼみがまだ30ヶ所ほど残っており往事の状況を偲ぶ事が出来ます。この地点の遺跡は、昭和27年の調査で古代の村落であり、奈良時代の末から平安時代にかけてのものと判明しています]。



昔この地帯は多数の[泉](アイヌ語でメム)が湧き古代人の漁猟基地で、堅穴式住居跡の標識がそここに建てられています。ここからは擦文土器などが発掘されています。





北大構内の中央を流れている旧琴似川[サクシュコトニ川]の周りにも堅穴住居の遺跡が点在して、遺跡の発掘作業が続けられています。上の写真は住居跡から土器類の発掘作業を行っているものです。


キャンパス内を流れる[サクシュコトニ川]流域は多くの遺構があり随所に下記の様な案内板が設置されています。