札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)

創成川通りのポプラ並木

ここから眺める創成川は、真っ直ぐに北へ延び、右岸にはポプラの巨木が連なり、左岸の緑地の外にも巨木が続いています。この間を流れる創成川は、自然の川でなく、大友堀と呼ばれる人造堀だけに整然とした姿は雄大で、まさに北の大地に相応しいロケーシヨンを描いています。この川を見ているだけでこの雄大さに心も癒され安らかな気分にさせられます。





札幌市の南七条から都心を通つて北進を続ける創成川は最後の地点で伏篭川と合流して茨戸川に流れやがて石狩川に注ぐ事となります。左の写真は、北区の屯田地区周辺を流れる創成川の姿です。写真の左手が石狩街道で、ポプラ並木は延々と茨戸方面まで繋がっています。
今回は、屯田地区の学園都市線の[創成川橋りょう]から協栄橋→屯田団地橋→北2条橋→北3条橋→北4条橋迄の並木を取材しました。ここから北は[篠路]地区となります。





川の左岸は緑地で整備された遊歩道がありますが、所々に[創成川緑地]の標識があり、随所にベンチなどもおかれ花壇なども設置されています。表示板の下にはこの川辺に飛来する野鳥が紹介されています。
[創成川]には多くの橋が架けられています。この橋は石狩街道から屯田団地への入り口にあたります。[屯田団地]という名前が示す様にこの地は屯田兵によって開拓された土地なのです。この兵村が土台となって出来た街なのです。昭和30年後半から宅地造成が進み短期間で人口も飛躍的に増加し現在では人口約3万人の住宅地として発展を続けています。
石狩街道側から見たポプラ並木の景観です。