札幌の文化遺産(国指定天然記念物)

円山・藻岩原始林

円山原始林
[円山原始林]の入口です。[天然記念物円山原始林]の標識があり、ここからが[円山]の登山道にもなつています。






円山原始林の案内板です。これによると原始林が天然記念物に指定されたのは大正10年3月3日で大凡次のように記述されています[この原始林は、明治のはじめ開拓使時代から保存され、その後北海道庁が原生天然記念林に編入し大正10年に天然記念物に指定された。山麓の肥沃地にはカツラが発達し上部にはミズナラが多く、山腹にはシナノキ、エゾイタヤ、オオバボダイジュ、などの大木が目立ち、ヤチダモ、センノキ、サクシバなども混生している。この原始林は北海道湿帯北部の代表的な天然林で非常に貴重なものである]。


藻岩原始林



ロープウエイの山頂駅近くに[藻岩原始林碑]が建立されています。案内板には下記の様に記載されています。 [藻岩山は海抜530.9bであって、アイヌ語で[インカルシベヌブリ]と呼ばれているが、その意味は[眺めの良い山]と言ういみであります。山中にはカツラ、ハルニレ、キタコブシ、柳、ヤチダモ、白樺など70数種類の樹木が繁茂しており、かって著名な植物学者サルジエント氏がこの原始林を観察し、その名著 [日本森林植物誌]の中で[世界におけるこの山と同じ気候の地で、しかもこの狭い面積の中にこれほど樹木の種類の多い処はない]と、推奨してから一躍有名な山となり、大正10年天然記念物に指定されました]。
藻岩山山麓