札幌の文化遺産(札幌景観資産No07)

札幌市の中心を南北に流れる創成川東沿いにあるのが[日本キリスト教団札幌教会]です。この教会は、1889年に設立され最初の礼拝堂は1903年4月の火事で焼失したため翌年の1904年(明治37年)に完成しました。現在の建物は2代目のものです。建物全体は正面に礼拝堂、左手に塔を配置したロマネスク風の佇まいですが、この礼拝堂が[札幌景観資産]に指定されています。


教会の正門前の木陰に下記の様な[都市景観重要建築物第7号(現在の札幌景観資産)]と[さっぽろ・ふるさと文化百選]の表示がありますが、見過ごすような場所です。
正面玄関です。此処には文化財認定書が掲示されています。外壁が札幌軟石で出来た歴史的な重みを感じるだけに、正面玄関の白の色彩がより輝きを増して良きコントラストを描いています。


外壁は札幌軟石で作られ重量感に溢れていますが、正面の外壁には3つのアーチ窓とステンドグラスで飾られた大きなバラ窓などが教会の持つ厳粛なムードを醸し出しています。

教会の前は創成川通が走り、道路を挟んで創成川公園です。