札幌の文化遺産(札幌景観資産No22 No23)

札幌の中心街から北1条の幹線を東に向かうと東6丁目の一角に[カトリック北一条教会]があります。正門から見ると中央に[聖堂]右手に[幼稚園]左手に[司祭舘カテドラルホール]があります。この[聖堂]と[司祭舘カテドラルホール]が札幌景観資産に指定された建造物です。


カトリック北一条教会聖堂(No22)

この聖堂は、札幌景観資産No22に指定されていますが、あわせて教会は[日本キリスト教団札幌教会]と共に[さっぽろふるさと文化百選]にも選定されています。中央の聖堂は、1926年(大正15年)に建てられたものですが、カトリック教会の典型的な姿であると言われています。中央に配置した塔屋と両側の小尖塔などロマネスク風のスタイルが異国情緒を醸し出しています。
聖堂の正面玄関は1965年に大きく変更されていますが、切妻屋根側の正面の一部は建設当時と変わっていません。縦長窓なども昔と同じだと言うことです。

カトリック北一条教会司祭舘カテドラルホール(No23)

聖堂を中央にして左手には札幌軟石で造られた司祭館があります。この建物は1898年(明治31年)のものだそうです。建物入り口には[カテドラルホール] と表示されています。
下図左は、正面から右図は南面(道路側)から見たものです。札幌でも数少ない札幌軟石造りの建造物で貴重な建造物でもあります。









聖堂の右には幼稚園舎があります(写真左)。この園舎の前には樹齢を重ねた古木が聳えており、歴史の重みを感じさせてくれます。又、教会敷地の東サイドには、カトリック札幌司教館(写真右)が静かに佇んでいます。