札幌の文化遺産(札幌景観資産No16)

旧沼田家りんご倉庫(現 ろいず珈琲館)

札幌景観資産No15の沼田家の旧りんご倉庫と同時期に建築されたもう一つの倉庫が下記の建物です。水源地通りに面した西岡4条10丁目7-1にあり現在は[ロイズ珈琲館]として営業しています。下図は建物の正面入り口です。玄関前は来客用の駐車スペースのため常時車が駐車している状態です。



玄関前に案内板が設置されています。
[札幌景観資産 第16号
建築年 昭和28年(1953年)
明治期から平岸一帯で行われたりんご栽培は、大正期には西岡にも広がった。この建物は、りんご保管用れんが倉庫で、れんがの一番広い面を見せて積む小端立積みで、空気層を設けた二重壁が断熱性を高め、年中室温が一定でりんごの保存に最適であつた]。

左サイドの建物は後で増築したものですが、建築手法は当初の手法と全く同じです。



水源地通から見た建物です。よく見ると壁面の上部に下図のような図案がはめ込まれています。沼田家を表徴する意味合いだと思いますが正面入り口上部にも飾られています。



[ろいず珈琲館]の隣が[札幌西岡郵便局]で、郵便局から左折すると水源地に通ずる道路で、直進すると真駒内に通ずる道路です。