札幌の文化遺産(札幌景観資産No11)

旧中井家リンゴ倉庫(現 平岸天神太鼓道場)

地下鉄東豊線[豊平公園]駅から徒歩で7-8分、豊平区平岸3条2丁目の旧中井家リンゴ倉庫(現 平岸天神太鼓道場)です。平岸地区はかって[平岸のりんご]で全国的にも有名で昭和30年代までは広くリンゴの栽培が行われており、その当時の名残りを留めるリンゴ倉庫が数多く点在しています。この倉庫もその中では代表的な一つで札幌景観資産No11に指定されています。


倉庫の玄関前に下記の様な二つの表示盤が設置されています。左図には[都市景観重要建造物 第11号]と刻まれていますが現在は[都市景観資産]に名称が変わっています。右図は、[とよひらふるさと再発見]の案内盤です。
この倉庫は現在[平岸天神太鼓道場]として活用されており、正面玄関には下記の様な扁額が掲示されています。[平岸天神太鼓]の名は、札幌の初夏を彩る風物詩[YOSAKOIソーラン祭り]で一躍名を馳せましたが、[その歴史は古く今から20年前、郷土として平岸の歴史と開墾の精神を次世代の若者に“伝えていきたい、何か残していきたい”との想いから、郷土芸能として『平岸天神太鼓保存会』が発足いたしました。その5年後、平成4年に平岸天神太鼓のメンバーが地元有志とともに、平岸中央商店街のバックアップの下『もう一つの平岸の郷土芸能』をめざし、『平岸天神ソーラン踊り保存会』を発足させました](HP 札幌平岸天神より一部引用しました)。
建物の裏手から見た写真です。手前の道路を地下鉄の豊平公園方面に進むとすぐそばに[日の出公園]があります。