札幌の文化遺産(札幌景観資産No19)

日本聖公会札幌聖ミカエル教会

札幌の地下鉄南北線[北18条駅]から創成川を渡って東に進むと北区北19条東3丁目の一角に瀟洒な姿を見せているのが、札幌観光資産第19号に指定されている[札幌聖ミカエル教会]です。住宅街の中で生垣に囲まれた広い敷地内に教会・幼稚園が共存しています。札幌市東区北19条東3丁目 4-5


教会の正面玄関です。建物は煉瓦造りですが正面から見ると屋根の形に特色があり、壁面の窓ガラスには様々な模様が施され、屋根上の十字架がなければ何か近代的な文化施設と見間違うような外観です。玄関前には[札幌景観資産]の標柱が設置されており、建物の特色などが縷々説明されています。
ここには次の様に記載されています[この建物は1960年(昭和35年)建築されました。設計者はチェコ出身の著名な建築家アントニン・レーモンドです。軒先が低く葺きおろされ勾配が途中で変化している大きな屋根、室内に光を取り込むためのスリツトをいれた煉瓦壁の配置、格子状のガラス窓に張られた幾何学模様に切りだした和紙など建物全体がら安定感のある優しさがにじみ出ている]。
この教会には色々な特色があります。正面ガラスに張ってあるのはステンドグラスのようにも見えますが[和紙]で装飾しています。これは設計者の妻であるノエミ・レーモンドによる演出だそうです(写真上段左)。他の3枚は特徴のある屋根を側面、正面から見たものです。

構内に併設されている「聖ミカエル幼稚園」です。

「札幌聖ミカエル国際青年寮」です。
教会を裏側から見た写真です。