札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)
本龍寺の妙見堂
この写真は[本龍寺]の山門です。地下鉄東豊線の環状通東駅を降りて程なくの処にかつての大友亀太郎の本拠地があります。札幌村郷土記念館、大友公園、そして本龍寺です。どつしりとした風格のある山門をくぐると[妙見堂]があります。札幌でも数多くある神社仏閣の中でも歴史的にも古い事から、さっぽろふるさと文化百選に選定されているのです。
写真は妙見堂です。慶応4年(1868年)に建立されたもので、ここには[妙見大菩薩像]が奉安されています。妙見堂のお祭りである[妙見尊大祭]は札幌の祭の中でも最も古い歴史を持った祭だそうです。
山門の入り口に[札幌妙見さまの由来]が書かれた案内ボードがあります。ここには概略次の様に記されています。[当山の妙見堂に奉安する妙見大菩薩の尊像は、右手に金の剣を持つ高さ約2寸の小さな木造で[札幌きりひらき]の二恩人と仰がれる開拓幕史大友亀太郎翁と初代開拓使島義勇判官が、札幌創建の心願成就を祈願した尊い開拓開運の守護神です。大友亀太郎は開拓の激務、心労の為病魔に倒れるも島判官の兜の八幡座に安置されていたこの妙見大菩薩を信仰し、眼病はもとより病気平癒し身体健全、開拓成就の利益を賜った。そのため慶応4年(1868年)この妙見堂を建立してこの尊像を奉祭したものである]。
山門の入り口に建立されている札幌妙見霊場の記念碑
妙見堂の側に建立されている大友亀太郎史蹟