札幌の文化遺産(さっぽろふるさと文化百選)

旧石山郵便局

左図は国道230号で旧石山郵便局と国道を挟んで正面に定鉄バスの停留場[石山中央]と、かっての定山渓鉄道の[旧石切山駅]があります。石山と言えば札幌軟石で有名ですが、豊平河畔の荒々しい軟石が続く街道を過ぎると程なく[石山地区]です。この街道は[平岸街道]と呼ばれ定山渓方面に向かう幹線道路です。この石山地区の道路沿いには軟石で造った家屋が多く見られますが、旧石山郵便局は、さっぽろふるさと文化百選にも選ばれた建築物の一つです。

旧石山郵便局の全景です。この建物は昭和15年に建築されたもので、正面玄関のアーチが当時としては珍しく人々の注目を惹いていました。現在は[ポスト館]として民間企業が活用していますが、札幌でも数少ない洋風建築の一つでした。

正面玄関前に表示柱が設置されています。
前面には[札幌景観重要建築物第5号札幌市]の認定証、裏面には[さっぽろ・ふるさと文化百選]の認定書が掲示されています。この建物は、札幌市の文化財として[札幌景観重要建築物(現在は札幌景観資産と名称変更)][さっぽろ・ふるさと文化百選]にも認定された貴重な建造物です。

この建物は、札幌軟石で造られた建造物ですが、特に正面玄関のアーチーが当時としては珍しいもので人々の目を惹いたと云われています。

旧石山郵便局の全景です。この建物の左手に見える道路を進と[石山緑地]です。