このパネルは、中央区南2条東1丁目住友生命札幌中央ビル前に掲示されています。この場所は、かつての開拓使の本陣跡で、パネルには次の様に記されています[1876年(明治９年)7月31日、W・S・クラーク博士が札幌農学校初代校長として米国から札幌の地に赴任した。宿舎は、ここ南２条東１丁目にあった開拓使本陣と呼ばれる建物である。宿舎の役目を持つ本陣は明治５年に竣工し建築面積800�u余の木造平屋建ての当時としては最大の建物であつた。8年からは主にお雇い外国人用として使用され土木工学技師ホイラー等も居住していたが12年に焼失した。クラーク博士は、終始この本陣に居住しここから農学校の開校式に臨み、又、建設間もない札幌の様々な施設などを視察している。明治１０年4月16日、クラーク博士は本陣前で馬上の人となり札幌に別れを告げ帰国した。