小説家 武林無想庵生誕地 |
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この案内ボードは、中央区大通西1丁目丸井今井デパート大通館前に掲示されています。ここには次の様に記載されています[道産子作家の第一号である武林無想庵は、明治13年(1880年)2月23日にここ大通西2丁目の一角で生まれた。養父の武林盛一は札幌の写真界の草分けで、実父の三島常磐はその高弟で、のちの武林写真館を引き継ぎこの業界のリーダーとして活躍した。又、札幌区衛生組合組長を勤めるなど、いくつもの公職について札幌の為に尽くしている。明治17年4歳の時に乞われて武林家の養子となり、東京に移った。東京大学を中退のあと、フランスにも渡り、大正期を代表するダダイズム作家として一家をなした。[結婚礼賛][文明病患者][飢渇信][無想庵独話]などの著作があるが、盲目のなかで全生涯を語った[むさうあん物語]は他に例をみない特異な自伝であり、故郷ものも多く収められている。昭和37年(1962)3月27日82歳で没した。
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