札幌舗装道路発祥の地
この碑は、2014年9月オープンした北3条広場の一隅に設置されています。案内ボードには凡そ次の様に書かれています[大正時代には、北海道でも都市の近代化が進み、道内各地で道路の舗装が始まりました。この市道北3条線(当時は国道4号)では大正13年(1924年)に道庁赤レンガ庁舎前から札幌駅前通までの117.27mを、歩道と車道に区分して舗装を行いました。歩道はアスフアルト、車道には木塊(木製レンガ)を施しています。木塊は道南地方のブナ材から長さ15cm、幅9cm、厚さ8.5cmのものを採り、クレオソート油にコールタールを混ぜた防腐剤を注入しています。これは札幌ではじめての道路舗装ですが、木塊が膨れ浮き上がってしまったため昭和5年(1930年)にこの木塊舗装の上をアスフアルトでかぶせました。その後補修を加えましたが、大部分の木塊は保存されたまま車道として使われました。平成26年に歩行空間として整備した北3条広場は、前年に広場内の幅10m延長約80mの範囲に残る木塊を保全しその上をレンガで舗装しています]。