札幌焼窯跡碑
この碑は、旭山記念公園入り口の歩道わきに設置されています。文面には次のように記載されています[大正3年10月、札幌郡藻岩村大字円山村に札幌陶器製造(株)が設立されたが、翌年になって解散しました。これを中井賢次郎(三国屋支配人)が引継ぎ、中井陶器工場として新発足しましたが、大正14年10月収支償わず閉鎖されました。この間、生産された製品を札幌焼といいます。札幌焼は、円山付近の粘土、豊富な沢水と林内のマキ材料に依存して起業されました。窯は登り窯で三基ほどあり、大きい窯は、焼成室(間)が六つほどありました。札幌焼は実用品で、かめ、はち、すりばち、花びん、茶わん、とっくり、きゅうす、湯たんぽ、沈子(網用)などが知られています。」