この碑は、旭山記念公園に通ずる界川2丁目のバス停留所前から公園に入る入り口に建立されています。本碑には[「薫風や皇城南 一千里 純煌」の句が刻まれ、隣の建碑之記には次のように記述されています[我等同窓生、曾て昭和十八年上田校長の頌徳句碑の建立を図りしも戦時下の情勢により中断の止むなきに至る。然るに三十有余年を経て右碑が石巻市亀井石材店に現存せるを知り母校思慕の念に堪えず茲に我等が熱意を挙りて建立の素志を達成せるものなり。母校は大正十四年開校、昭和二十二年僅か二十有三年の歴史を閉ず。その間細川上田、瓜田の三代校長を中心に子弟一如、教学甚だ興り、その盛名全国を馳す。母校既になし。然れども母校は豊中教学の精神と共に我等が胸奥に厳然として存続す。茲に右碑建立の由来を記し併せて母校の歴史と栄光とを永久に伝えんとするものなり。
昭和五十四年八月 樺太庁豊原中学校同窓会