厚別神社[清田区平岡2条1丁目]

厚別神社の全景
厚別(アシリベツ)神社の全景です。神社の正面から見ると二段の石垣に囲まれた小高い丘に二つの鳥居が望まれ、何ともいえないスケールの大きさを感じさせられます。神社の正面を走っているのは[厚別・滝野公園通]です。札幌の都市化が進みこの地帯も[清田区]として新しく誕生しましたが、区役所始め多くの公共施設が集中している区の中心的な場所です。
第一・第二鳥居
二つの鳥居の間は49段の階段です。ここからは境内、本殿の姿を見ることは出来ません。階段を昇りながら知らず知らずの裡に心が洗われるような清々しい気持ちにさせられます。
標石 厚別神社鎮座百年
 第一の鳥居の左手に[厚別神社]と[鎮座百年]の標石があります。[厚別神社]の標石には[平岡住居入村92年記念 初代 北川七郎右エ門 明治26年5月石川県より]と記載されています。
本殿
本殿は、神明造りでここには次の神々が祀られています。
[天昭大神アマテラスオオカミ][大山祇神オオヤマツミノカミ][倉稲魂神ウガノミタマノカミ]。
この神社は、最初に入植した長岡重治が明治7年長岡家の敷地(厚別本通74番地)に小祠を作りましたが、その後大正6年現在地に本殿を遷座しました。現本殿は昭和45年9月に造営されたものです。

清田会館跡碑 忠魂碑

 境内には[清田会館の跡碑]と[忠魂碑]が建立されています。忠魂碑は大正7年に戦争の犠牲者を祀って建立されたものです。
境内
外から眺めた原生林的なイメージと異なって境内は広々とした空間です。敷き詰められた芝生と緑の樹木が調和した[芝生公園]的な趣です。境内の一隅に[土俵]も見られます。
神社周辺
境内の高台から見下ろすと神社の周りは公共施設や病院、大型店などが連なり、地域の中心的なエリアと成りつつあります。
藻岩山
遠くに藻岩の山並みが望まれます。