札幌祖霊神社は、札幌の歓楽街すすきのからほど近い南5条西8丁目の住宅街の一角にあります。建物と建物に挟まれる様に鎮座している姿は、時代の流れと街の発展を表徴している様です。
幹線道路に面した鳥居を進むと拝殿があります。この神社の詳しい由緒はわかりませんが、開拓使黒田清隆時代に創建された歴史的な神社の様です。現在の拝殿は創立130年を記念して改修が行われた為か、大変新しく立派な拝殿です。ここには、天照皇大神、天神地祇八百万神、氏子祖霊神、天祖三神、大国主神、産土大神、皇霊神が祀られています。
正面鳥居の側には、案内板があり先程紹介した祭神などが説明されています。
神社の前の幹線を南方向に走ると[東本願寺別院]の正面に出ます(写真左)。ここを左折すると市電の[東本願寺]停留所です。写真右は[祖霊神社]の隣にあった淺野邸です。この建物も歴史的に古く、[さっぽろ・ふるさと文化百選]に選定された建物ですが2010年秋に解体され現存しません(思い出の写真として掲載)。