新川皇太神社[北区新川3条13丁目]

神社の全景
[新川皇太神社]は、札幌市の北区新川3条13丁目にありますが、中々交通の便が悪く、社務所の案内では、地下鉄東西線[宮の沢]からタクシーが一番便利との事でした。 宮の沢は西区ですが、新川は北区と西区の境界線にあり、西野-屯田線上に位置し宮の沢からのアクセスが最善の様です。現在では整備された住宅地帯の中に清楚な感じの宮殿が鎮座しています。
本殿
この神社は、明治の半ばに開拓民の有志が、手稲の高峯を仰ぎみる新川のほとりに神社を造営し明治41年鎮座祭を行ったのが始まりです。その後昭和15年には皇紀2600年の記念事業として改築を行いましたが、現在の社殿は昭和31年に改築されたものです。ご祭神は、天照大御神、豊受昆売神、品陀和気命、大己貴命、小彦名命です。
祭神碑馬頭大神
左の写真は、社殿の裏にが建立されている[天照大神]の石碑です。又、右の写真は、神社の境内に建立されている[馬頭大神]です。開拓当時、農作業に携わりながら死んだ農耕・運搬馬などの供養のために建てられたものですが開拓時代から長い間牛馬は開発を始め農民の生活とは深い関わりがあったのです。毎年10月17日には例祭も行われる様です。
周辺の町並み
新川地区は、札幌市北区にありますが、新川の地名が現す様に[新川]を中心に発達した地域です。[新川]は、明治時代に配水や水運の為に掘削された運河で明治21年に完成したと言われています。この川が掘削されたため札幌北部の洪水は軽減しましたが、新川沿いが水害の常習地となり相次ぐ改修工事で住宅地としての評価が高まり年々発展の度を加えて来ました。現在はJR[新川駅]も出来、又地下鉄南北線、東西線からのバス接続も多く、新しい住宅ゾーンとして脚光を浴びている地域でもあります。