豊平川に架かる南19条大橋を渡り中の島地区に入ると程なく[環状通]の左手に緑に囲まれた森の中に[中の島神社]の鳥居が姿を見せます。すぐ隣が中学校の校舎ですが、神社の境内は緑の樹木で隔離されて静かな環境を保持している様です。
境内の奥まった場所に本殿があります。シンプルな作りの本殿は扉が閉じており中の様子をうかがい知ることが出来ません。この神社には、[大国主命(土地の幸せを護る神様)][稲倉魂命(食物と商売繁盛の神様)][水波能亮命(水の神様)][弁天宮命(水の神様で戦後孵化場から合祀した神様)]などの神々が祀られています。
神殿の前に巨木が2本並んで大きく葉を広げて聳えています。これが[中の島神社の御神木]で、樹齢200年を超すハルニレの木です。案内ボードによると、この御神木には[地の神]が宿つていると言い伝えられ、この木に触れると、足腰の疲れ、肩こりなどの健康回復、頭の切り替えに良いと言われています。
神社の前を走る幹線道路は[札幌環状線(環状通)]で、写真左は月寒方向、写真右は南19条大橋から札幌の中心部に通ずる道路です。