JR苗穂駅を過ぎと道路は分かれて一方は豊平川沿いに進む275号線です。この一帯が苗穂町です。道路を挟んで右側は豊平川が流れ左側には住宅街が拡つています。この幹線道路沿いに[瑞穂神社]があります。神社の裏手は豊平川の堤防で社殿は川のせせらぎを聞きながら広々とした開放感に溢れたローケーシヨンの中に佇んでいます。
この神社は、明治11年秋田國太平三吉神社から勧請した札幌三吉神社の御分霊を奉齋して1坪足らずの祠を建ててお祀りしていましたが、明治27年この地に入植した山崎為吉氏が用地を寄付して神社を造営しました。当時の名前は[雁来神社]でしたが、その後昭和9年に現在の社殿が造営され昭和34年から[瑞穂神社]に改められました。現在地に移転したのは昭和45年です。御祭神は、大己貴神、小彦名神です。
境内には、僅かに[鎮守百年碑]の石碑が建立されているのみです。
神社裏の堤防から眺めると豊平川が眼前に流れています。
目を遠くに転ずると正面に[手稲山]の頂が眺望出来ます。電波の銀座街と呼ばれテレビのアンテナが林立しています。この山並みの左には藻岩山の姿もはっきりと見ることができます。