国道230号を定山渓温泉方向に進み[新盤の沢橋]を過ぎると右下にあるのが[豊滝神社]です。
この神社は、かつて[滝の沢神社]と呼ばれていましたが、1908年(明治41年)に[花岡神社]から分社して創祀されたものです。1996年(平成8年)8月、現在の国道の切り替えのために現在地に移り、[豊滝神社]と改称しました。
現在の社殿です。これまで1920年、1950年と2度にわたり再建されています。この神社のご祭神は、天照大神、山の神です。[山の神]碑は、神社の裏山に建立されています。
境内に[湯瀬豊喜氏を讃えて]と表題のついた顕彰碑があります。この神社はかつて旧国道沿いにありましたが、国道230号の改修により、移転を余儀なくされ、現在地に移転しましたが、同氏はこの移転に当たり一身を賭してこれに当たった功績を讃えて氏子一同が顕彰碑を建立したものです。
[豊滝神社]の前には2本の橋が盤の沢の谷を越すために架けられています。
写真の左図は、1996年(平成8年)に架けられた[新盤の沢橋]で、谷を高架で跨
いで架けられ国道230号は直線で走行出来るようになりました。一方写真の右
図は、1961年(昭和36年)旧国道230号に架けられた[盤の沢橋]です。現在は、
市道となり定鉄路線バスの[豊滝]系統が走行しています。
滝野地区は果樹の栽培が盛んで、国道添いにも果樹園や果樹の直売所が至る所
に点在しています。
[豊滝神社]の境内から望む[八剣山]です。標高は498メートルで、正式には[八観岩山]ですが、かつては[五剣山]と呼ばれていたようですが、現在は一般的に[八剣山]の愛称で呼ばれている様です。