国道230号を簾舞地区に入ると230号とは別に簾舞小学校前を定鉄路線バスが走っていますが[花岡神社]は[簾舞小学校前]停留所の直ぐ側にあります。
石段を登ると境内の奥に社殿が鎮座しています。社殿は、神明造りで11.8坪です。ここには[大己貴神][応神天皇][大山祇神]が奉斎されていますが、創建は、1882年(明治15年で、前身は[八幡神社]と称していたようです。現在の社殿は、1968年(昭和43年)に改築されたものです。
記念碑
[嘉禾是豊 成墾紀念碑]
簾舞の本格的な開墾の原点である[北大第四農場]の開墾を記念して、1909年(明治42年)7月に建立されたものです。簾舞地区は、1884年(明治17年)札幌農学校の用地となり、その後1895年(明治28年)北大第四農場となりました。
[記念碑]
北大第四農場開場35年を記念して、1926年(大正15年)10月に建立されたものです。
[開基百年記念塔]
簾舞は、黒川清五郎さんが最初の入植視者で、入植当時は、旧豊平町大字平岸村字ミスマイで、[簾舞]は、アイヌ語で[ニセイオマツプ(渓谷のある川)]と呼ばれていましたが、1872年(明治5年)漢字で[簾舞]と表示されるようになりました。
神社の境内は小高い高台にありますが、バス路線と反対側は[花岡公園]です。
遊技施設なども備え付けられており、地域住民の安らぎの場所でもあります。
旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)
[花岡神社]のバス路線上に[旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)]が静かに佇んでいます。この建物は、1871年(明治4年)に札幌-有珠間に通ずる[本願寺道路]が開通された事に伴い、翌1872年に旅行者や開拓者の休憩、宿泊の為に設けら
れたもので、開拓使は、当時函館軍川(いくさかわ)の通行屋であった黒岩清五郎さんを簾舞通行屋に指名して移住させました。現在札幌市指定の有形文化財です。