国道230号を定山渓温泉方面に進むと[小金湯]地区です。定鉄路線バス[小金湯]停留所でおり、右手から坂道を下ると[小金湯温泉]です。新しくなった湯本温泉の側に[黄金龍神社]の鳥居があります。
この桂の樹木は小金湯温泉のシンボル的存在で樹齢は約700年、樹高約23メートル、幹周りは10メートル以上の古木で、この大木の空洞に[不動尊]が祀られていて、[桂不動]とも呼ばれています。この大木を巡っては次のような話が言い伝えられています。
[昔定山渓温泉を発見した、美泉定山がこの大樹の下で仮眠をとっていた際、樹霊が夢枕に現れ[霊泉]の湧くことを告げたという]。この神社が何時、誰によつて建てられたかは、現在の温泉の経営者もわからないと言うことです。かなり歴史的には古い神社だと思います。
大木の側に[祠]があります。[祠]は、温泉の[源泉]の方向に向っていると言われています。ここには[龍頭観音像]が祀られています。
[黄金龍神社]の前は[湯本小金湯]で、この温泉は日帰り客も多い様です。手前には、札幌市の[アイヌ文化交流施設]があり、アイヌの生活や文化に触れる事の出来る施設です。静かな山間に広がる文化エリアを形成しています。