常磐神社[南区常磐]

神社石柱
地下鉄真駒内駅から中央バスで国道453号(かつては道道)を支笏湖方面に進むと、[常磐神社下]という停留所があり、目の前に[常磐神社]の石柱がありますが、神社は、ここから石段を登った小高い丘の上で全景を見ることが出来ません。
石段と鳥居
石段と鳥居。
境内
境内は樹木に覆われ拝殿も遮られて全景を見ることが出来ません。境内を取り巻く四囲は鬱蒼たる山林で、ここだけが綺麗に伐採されて整地されています。
拝殿
この神社が創建された正確な年月はわかりませんが、現在、天照大神と明治天皇が祀られています。当初は天照大神のみが祀られていましたが、1917年(大正6年)9月14日明治天皇が合祀されています。
常磐開基百年記念碑
この碑は、2001年(平成13年)9月に建立された[常磐開基百年記念碑]で、[大地の恵みと共に]と刻まれています。
[常磐の歴史]
(常磐開基百年記念誌より抜粋)
1899年(明治32年)常磐に苗穂監獄の分監が設けられたが、翌年に移転したので、跡地を当時の典嶽高津八郎が払い下げを受けて[高津農場]を拓いた。1901年(明治34年)農場の支配人、中川千吉が譲り受け、郷里の石川県から数世帯を入植させた。 この年が、常磐開基の年と言われている。入植当時の人々は、農業の傍ら札幌軟 石採掘の作業や、伐採・造材の仕事などで生計を維持していた。現在の[常磐]は かつては[土場]と呼ばれていた。かつて現在の[石山陸橋]から以南の真駒内川流 域一帯の国道453に沿う地域は大正から昭和の時代にかけて材木の集積地であっ た。木材の積み上げる場所を[土場]と呼んでいた。昭和19年の字名の改正により [常磐]に改称されたが、[常磐]は、[常磐木(常緑樹)]の多いと言う事から名前が 付けられた。
国道453国道453












 
 [常磐神社下]のバス停留所から国道453は二叉となり、右に進むと支笏湖方面に向かいます。人家も見あたらず、行き交う車は作業用のダンプが目につきます。路線バスも1時間に1本しかなく、タクシも殆ど走行しない寂しい佇まいの神社周辺です。