上野幌神社[厚別区上野幌]

神社全景
国道274号線は、札幌市内から北広島に通ずる道路です。この幹線の上をJR千歳線が走り[上野幌駅]がある近くに[上野幌神社]があります。この地帯は大正期には一大酪農地帯で、現在も至る処にサイロや牛舎の名残が目立ち、かつての宇都宮牧場跡地や、バター発祥の記念館など当時の面影を留めています。この神社は幹線道路から急な階段を登つた奥に社殿があります。
本殿
この神社は、明治18年この地域に入植した大釜長次郎が野津幌川左端に山の神を奉齋したことに始まりますが、明治22年に現在地に移転遷座し、大正4年豊前の宇佐八幡より御分霊を頂き奉齋し同13年に社殿を造営しました。昭和43年火災により全焼しましたがその後再建され現在に至っています。社殿が高台にあるため近くを走る千歳線の車窓からもその姿を見ることが出来ます。
招魂
上野幌開基百年を記念して境内に建立されている碑[招魂]です。御影石で出来た重厚感溢れた石碑です。
俯瞰図
社殿のある高台からの俯瞰です。国道274号線の左サイドに拡がる上野幌地区ですが、札幌の副都心である新さつぽろとも近いこともあり、近年急速に開発が進められ住宅団地も造成され高校(中央の大きな建物)や、ケーブルテレビ局なども進出しています。