地下鉄東豊線[福住駅]から中央バスで約30分、途中サッポロドーム、月寒羊種場を経過して、国道36号から右折して[厚別滝野公園通]を走ると有明地区に入り、道路沿いに有明神社が姿を現します。この路線は、便数も少なく1時間に1回の運行でアクセス面では大変辺鄙な場所にあります。
この神社は、1900年(明治33年)現在地の近くに[産土皇神]を祀つたのが始まりで、1912年(明治45年)現在地に社殿を新築して[公有地神社]と称しました。[有明神社]と改称したのは1944年(昭和19年)です。現社殿は、1994年(平成6年)に造営されたものです。
ご祭神は、[天照大神][倉稲魂神][大山祇神][産土皇神]です。
境内に建立されている碑です。写真左図は[所以ノ碑 平成六年十月建立]
右図は[開拓紀年碑]です。
幹線道路から見たロケーションです。道路を挟んで神社側は広い牧草地の中
に 森に囲まれた神社の境内(写真左図)、反対側は[厚別川緑地](写真右図)
が広がっています。
この道路は[厚別滝野公園通]で、この道路沿いには、国際スキー距離競技の
公認コースでもある[白旗山競技場]への入口もあります。写真左図は、札幌
方向に向かって俯瞰したものですが、山間の静かな環境の中に作られた立派
な道路です。右図は路線バスの[有明小学校]停留場で、直ぐ側に小学校が
あります。現在の[有明]は、かつては篠路屯田兵の給与地として1890年(明治
23年)開拓が始まりましたが、1944年(昭和19年)に[有明]に改称されました。
[有明]の[有]は、公有地の[有]をとり、それに明るいイメージ[明]を付加
して付けられたと言われています。