[真駒内駅]から中央バスの空沼線に乗り[石山東5丁目]の停留所から山手に向かつて坂道を登りようやく[石山開拓神社]に辿り着く。途中数カ所の老人ホームがある他は農家が散在するだけで、全くの山間です。この地区は、戦後に開拓が進められた様で歴史的には新しい集落の様です。
地区のセンターとも言うべき[八区会館]の建物に隣接して鳥居があり、ここからはなだらかな坂を上り詰めると社殿があります。鳥居から社殿までは札幌軟石の敷石が整然と並べられており、素朴な佇まいの中にも清々しい雰囲気を醸し出しています。参道の両側にはシラカバの並木がこれまた整然と植えられています。特に境内と呼べるような空間はありません。
この神社は、1949年(昭和24年)に[豊受大神碑]が建立されたことに始まると言われています。社殿はその後1965年(昭和40年)頃、赤平炭坑にあったものを移転したものです。
参道側の木立のなかに建立されています。この碑は、石山戦後開拓20周年を記念して1965年(昭和40年)建立されたものです。裏面には入植者のお名前が刻まれています。
写真左は、この神社のご祭神でもある[豊受大神]碑、右は[馬頭観世音]碑。
神社のすぐ側に復元した[炭窯]が保存されています