[中沼神社]は、モエレ沼公園周辺を通る[中野幹線]沿いにある神社です。民家と保育園に挟まれれた一隅に社殿がありますが、道路沿いに建てられている朱色の鳥居がひときわ目を惹きます。
鳥居をくぐった奥まった場所に社殿があります。この神社は、かつての篠路村にあった[池の端神社と中野神社]が、昭和23 年 この地区での小学校新築を機に合併の話が進み[中沼神社]が誕生したものです。その後昭和41年に小学校が新築のため移転を余儀なくされ現在地に社殿を建立しました。朱色の鳥居は昭和43年に奉納されたものです。
現在の社殿は、老朽化が激しいため2009年にリニューアルされています。
この神社は、福移神社と同様に篠路神社の飛地境内神社として昭和41年に認証され、天照皇大神と天香山命を祀っています。
この神社には、社殿の傍に[手水舎]があるだけで他には碑など何もありません。
神社鳥居前を走る中野幹線です。道路の前方は札幌北区に通ずる幹線道路で、途中にはモイレ沼公園への入り口や丘珠神社などかあります。道路の手前に戻ると、道路が分かれ福移神社のある福移からあいの里に通ずる幹線道路です。
中沼神社の傍にある[中沼小学校]の停留所です。この小学校は昭和23年に中野と沼の端で学校設立の機運が高まり、当初は[篠路東小学校]で認可が下りましたが開校時には[中野小学校]に名前が決まっていたものを異論が出て昭和24年3月話し合いの結果[中沼小学校]に決まりました。[中野の中]と[沼ノ端の沼]をとったものです。翌4月にはこの名称がもととなって篠路村中沼という地名が生まれました。
小学校の校庭越しに眺めるモイレ沼公園の[モイレ山]です。標高62メートルの人造山でごみの集積で造られた山です。この公園を代表する観光スポットの一つです。
同じく公園内に造成された[プレイマウンテン]です。標高30メートルの小高い丘といったイメージです。