菊水神社[白石区菊水5条2丁目]

菊水公園
現在の菊水神社は、豊平川を渡った白石区にあります。この地区は、かつて開拓使時代すすきのにあった遊郭が1918年札幌区白石町(現在の菊水地区)に移り札幌遊郭として全盛を誇った地区です。この神社も当時の面影を残している数少ないものの一つでもあります。
本殿
現在の神社は、菊水5条2丁目の菊水公園という小公園の一隅に佇んでいます。当時の町並みとはすっかり変わり住宅地のど真ん中の公園にコンパクトな祠が独り寂しく歴史を見つめている様です。もともとは中央区の南5条西8丁目にあった社殿を遊郭の移転にあわせて移転し[白石稲荷神社]と呼んでいましたが、昭和45年に稲荷神社のご神体を返還して北海道神宮から伊勢の外宮の四柱を奉戴して[菊水神社]に改めたものです。 ご祭神としては、宇賀之霊之神、太田之神、御子之神、広瀬之命、大宮売之命などが祀られています。






地下鉄菊水駅札幌夕張線この菊水地区も地下鉄東西線が開通し[菊水駅]が出来町並みが一変しました。国道12号線通は交通の要所であり大変な賑あいを見せています。国道沿いには大型商業施設、マンシヨンなどが並び町の中心部とも近く、産業面でも食品工場なども多くありますが、最近は高度な近代的医療施設が多くこの面でも医療センター的色彩の強い地区と成りつつあります。