博物館は1階から3階まであり、3階がメインの展示室です。ここではサッポロビールの原点でもある開拓使麦酒醸造所の誕生からその後の発展の過程、また、サツポロビールの歴史が時代毎に記述されています。広い展示室には時代毎のビールのラベルの変遷、ビールと歩んだ札幌の姿なども紹介されています。ビールの歴史を通じて過去の歴史を振り返る事が出来ます。
2階に降りると展示物はがらりと趣を変えて過去から現在へと移ります。新しい消費時代の商品が一堂に陳列されています。この階で注目を引くのは[煮沸釜(ウオルトパン)]です。此はビールの仕込み時に麦汁を煮沸するもので、この過程が味や香りに大きな影響をもたらすものだそうです。ここでホップを加えて煮沸することでビール独特の苦みと香りが付けられるのです。この釜の直径は6.1b、高さが6.5メートルで、この釜は1965年から2003年まで使用されていたものだそうです。
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