北海道開道百年と札幌市創建百年

開道100年式典
昭和43年は、北海道開道百年、札幌市創建百年にあたり、9月2日には円山陸上競技場において天皇皇后両陛下ご臨席のもと記念式典が挙行されました。これを記念した大博覧会が開催されました。博覧会は、真駒内公園を会場に5月14日から8月18日まで開催され、15のパビリオンが建設された他、北海道で初めてのジェツトコースターもお目見えしました。期間中の入場者は163万人と言われています。又、野幌森林公園には開拓記念塔が建立されました。

開道100年記念式典天皇皇后行幸啓記念碑

札幌市も創建100年を迎え、この年の札幌の人口は、935,902人で翌々年の昭和45年には100万人を超す事となります。既に昭和47年の冬季オリンピックの札幌開催も決定し、諸施設の整備が進められる中で迎えた節目の年でもありました。現在札幌の観光名所になつている[旭山公園]も創建100年記念事業の一つです。
(註) 北海道開道百年、札幌市創建百年関連の画像は、北海道放送社史から転載しました。

開拓記念塔
北海道百年記念塔]
この塔は、昭和43年の開道百年を記念して建設が進められ昭和45年に竣工しました。札幌郊外に広がる野幌森林公園の一角に聳えている塔は、百年記念塔に因んで高さも100メートルあります。[設立記]には次の様に書かれています。[かって原始の密林を切り拓き厳しい風雪に耐え抜いて、本道発展の基礎を築いた多くの先人の偉業を長く後世に顕彰し、慰霊の誠を捧げるとともに輝く未来を創造する決意の表徴としてこの塔を建設した]。






 

旭山記念公園は昭和41年に札幌創建100年を記念して造成された公園で昭和46年に開園しました。面積は20.8ヘクタールと広く園内にはいくつもの記念の森などもあります。緑豊かな公園には数多くの樹木が繁つています。
展望台に登ると直ぐ下に噴水広場があり、噴水越しに札幌の町並みが拡がっています。

旭山頂上広場旭山展望台からの眺望