国際交流 幌平橋

現在の幌平橋は4代目で平成7年(1995年)に建設されました。この橋の歩道部分は札幌市の姉妹都市であるアメリカの[ポートランド市]に因んで[ポートランド広場]と名付けられています。この広場には両市の提携を表徴する様なレリーフ、モニユーメントなどが飾られ、広場は市民の憩いの場として賑わいを見せています。この橋の上・下流の河川敷には沢山の花壇が設置され、様々な薔薇の美しさが河畔を散策する人々の目を和ませてくれます。幌平橋からすぐ近くには[中島公園]がありますが、その手前の豊平川左岸に大きな草原があります。これが[ホロヒラタイ] です。

幌平橋変遷の歴史(ポートランド広場の橋銘板より)

最初の幌平橋…河合才一郎氏は、大正末期、りんご園など果樹園が広がる中の島から中島公園に橋を架けるという、当時としては夢の様な計画を発表しました。建設前には[橋を渡ってりんご泥棒が来るのでは]と、様々な理由で反対があったと言われています。しかし1927年、札幌の[幌]と豊平の[平]をとって名付けられた幌平橋は完成するや街の発展に大きく寄与しました。幅員5b、長さ159bの木橋は個人の架けた橋としては当時日本一と言われました。

2代目幌平橋…1937年に幌平橋は北海道の管理になり、新しい木橋として架け替えられました。中の島の発展を願う地元有志の用地寄付により道路も拡張されました。当時幌平橋を渡って入る中の島には色々な歓楽街ができ、札幌の奥座敷という気分だつたそうです。

3代目幌平橋…ここには[幌平橋](1954-1992)しか記載されていません

新しい幌平橋…3代目幌平橋の老朽化、激しい交通渋滞の解消を目的として、また札幌の都市文化の発展や新しい都市空間の創出に寄与し、市民に永く愛され親しまれる[時代に新しい橋]として1995年に完成しました。歩道空間など新しい橋のあり方を国際的に発信するシンボリツクな新しい幌平橋です。